“らくらく突破シリーズ”に新しい発想の持ち歩ける過去問集が加わりました!

2014年6月26日に技術評論社から『らくらく突破 ケアマネポケット過去問 定番150』が発売されました。
 いままでにない画期的な問題集として、自信をもってオススメします。
 それは、次の2点です。
1. 持ち歩ける過去問集である
2. 出題の意図を解説している





持ち歩ける過去問題集

 効率よく試験に合格するための学習法は、過去問を解くことが1番である、とよくいわれます。
 いくら知識を脳にいっぱいつめこんでも、試験本番で問題を解くことができなければ、意味がありません。最終的には、覚えた知識を脳の引き出しから引っぱり出して、問題を解くために活用できなければならないのです。
 その意味で、過去問を解くという学習法は効率がよく、合格への近道であるといえるでしょう。
 本書も、過去問題集です。
 これまでとどこが違うのか。そう、それはコンパクトな新書サイズであること(なんと重さは従来の半分!)
 かばんに入れて持ち歩き、通勤時間や昼休みなど、ちょっとした空き時間に取り出して、学習することができます。
 ポケット版だからといって、B5版やA5版の大判の過去問題集と比較して、内容が薄いということはありません。
 過去問題を徹底的に分析し、頻出のテーマから定番問題150問を厳選し、わかりやすく解説しています。

出題の意図を解説した問題集

 もうひとつの画期的なポイントは、問題に対する答えを解説するだけでなく、出題の意図を解説している点です。
 出題者側の立場に立ってみて、“何を”試そうとしているのかを読み取っているのです。
 試験問題には1問1問、意味があります。
 ケアマネでいえば、60問という限られた1回の試験で、ケアマネとしてこれから業務を行っていくために必要な知識やスキルが身についているかを判断しなければなりません。
 頻出の問題やテーマがあったり、類似の問題が毎年出題されたり、出題傾向が生じるのは、このためです。
 出題者側が意図する、ここの知識を試したい、安易にひっかかってしまうか確認したい、という思考過程をなぞることで、より一層、問題のテーマが浮かび上がってきます。
 その上で、問題を解いてみると、すぐに消去できる選択肢がみえてきたり注意して読まなければいけない選択肢とキーワードがみえてきたり、効率よく正答を導くことができるのです。

問題にツッコミを入れられるようになれば本物

 試験問題も作成しているのは人間です。過去問題を何年分もみていると、出題者側の立場から、よい出題だなと感じる問題もあれば、これはちょっといただけないなと感じる出題もあります(ちょっとエラそうですが)。
 よくない問題というのは、選択肢間で明らかに矛盾していて、どちらかが誤りであるとすぐわかってしまうものや、この選択肢が正答となることはあり得ないだろうという内容のものなどです。

 問題や選択肢にいちいちツッコミを入れながら解いてみるのも、一興ではないでしょうか。
 問題に対して思わずツッコミを入れたくなるということは、それだけ出題テーマに精通し、試験合格に必要な知識が身についているということです。

楽しく身につけること

 本書は、『らくらく突破シリーズ』のひとつです。“らくらく”は漢字で書けば“楽々”です。
 これは、“楽しんで”試験に合格しよう、ということだと、私は思います。
 自分自身が努力もしないで、たやすく何かを手に入れることなどあり得ません(あえて、言い切ります)。
 同じ力を尽くすなら、できるだけ楽しんで、自分自身が楽しみながら励んだほうが、やる気も続くでしょう。
 やる気の継続がどれだけ学習に効果的かは、以前にも述べた通りです。


 本書は、小さくて軽いけれど、内容のとっても濃い問題集なのです。
 『試験によくでる問題集』『合格ポイント丸暗記』とともに、ケアマネを目指す人たちの信頼できる強力な助っ人となることを願っています。

エグゼクティブエディター 羽根田 麻子