らくらく突破(ポケ問)シリーズ
らくらく突破 管理栄養士【ポケット○× 一問一答】厳選1050が発売されました!


 好評の技術評論社“らくらく突破”シリーズですが、6月から“ポケ問”シリーズが発刊され、2011年刊行の『管理栄養士 [ポイント確認]ポケット問題集』を大幅改訂した『らくらく突破 管理栄養士【ポケット○× 一問一答】厳選1050』が2014年10月2日に発売されました。ペンギンのキャラクターがかわいらしい、持ち運びに便利なポケットサイズの問題集です。

突然ですが、次の記述は○×どちらでしょう?
Q1.Sv(シーベルト)は、食品が放射能汚染を受けた場合に、食品1kgあたりに含まれる放射能を表す単位である。
Q2.ロコモティブシンドロームは、要介護状態となるリスクが高い。
Q3.「いわゆる健康食品」では、「高血圧を予防する」という表示は認められる。

 管理栄養士国家試験では、実際に上記のような問題が出題されています。


 栄養のバランスを考えた食事の献立を作成したり、栄養に関するアドバイスをしたりする資格に、栄養士があります。


栄養士に“管理”がついた管理栄養士とは、栄養士とどのくらい違うのでしょうか。

“管理”栄養士とは

 栄養士と管理栄養士は、栄養士法という法律に規定されています。
 栄養士の業務は、単なる「栄養の指導」であると定義されています。
 管理栄養士は、次の3つが業務であると定義されています。
1. 傷病者に対する栄養指導
 病院に入院していたり、自宅で療養している人やその家族等に対して、医師と連携して栄養に関するアドバイスを行います。
2. 高度の専門的知識・技術を要する栄養指導
生活習慣病予備群の人たちなどに、個別に栄養に関するアドバイスを行います。
3. 給食施設における給食管理
病院、福祉施設、学校、事業所などの給食施設で、利用者ひとりひとりの状況にも配慮しながら、集団に対して行う必要があります。

 このように、管理栄養士は、栄養士と比較して、非常に高度で専門的な知識や技術が求められています。

ますます高まる管理栄養士への期待

 国民の4人に1人が65歳以上という超がつくほどの高齢社会となった我が国では、ひとりひとりが健康寿命を延ばすことが重要です。健康寿命とは、認知症や寝たきりになって日常生活に制限を受けることのない期間をいいます。健康寿命を延ばす、つまり、認知症や寝たきりで日常生活に制限を受ける期間を短くするには、生活習慣の改善、とくに食生活の見直しが必須です。
 「○○にはがん予防効果がある」「××は健康によい」といった情報があふれていますが、すべての人に効果がある魔法の食は存在しません。“健康状態”にも個性があり、その人にとって最適な食は異なります。
 栄養に関する高度な専門知識をもった管理栄養士の果たす役割は、重要性を増しています。

試験は楽しく突破

 管理栄養士国家試験は、9科目200問が出題され、合格率も毎年、3〜4割と難関です。
 過去5年間の試験問題を徹底的に分析して1050問を厳選した本書は、一問一答として、重点項目の丸暗記として、1冊で何種類もの使い方ができるお得な問題集です。○×問題形式なので、クイズ感覚で解答しながら、必要な知識を身につけることができます。
 卒業して働きながらステップアップを目指している栄養士さんも、大学で学んでいる学生さんも、ひとりでも多くの管理栄養士が誕生し、病院で、福祉施設で、学校で、事業所で、地域で、活躍することを願っています。

○ ×の答え
Q1.× Bq(ベクレル) Q2.○ Q3.×

エグゼクティブエディター 羽根田 麻子